「マラソンで極める」の読者の皆様。
そして、私のアメブロ「ランナーズニーを克服し、
フルマラソンを完走する超人栄養学実践男」の読者の皆様。
いつも、ご訪問ありがとうございます。
海老原です。
先日、私のオリジナル作成レポートである、
ランナーズニー(腸脛靭帯炎)克服法」の
ダウンロード数がついに300に達しました!
途中からレポートのダウンロード申し込み画面に、
コメント欄を書き込めるようにしたところ、
皆様からの悲痛な叫びをたくさん頂きました。
そして、そんな、
ダウンロードしていただいた方の中には、
レポートに書かれたことを実践してみた結果や
質問などを送ってくださる方がいらっしゃいます。
このレポートは私がランナーズニーになり、
希望の持てそうな解決方法が見つからないなか、
なぜ、トップランナーは月に千キロも走れるのだろう?
そういう疑問からいろいろ調べた結果をまとめ、
自分なりに実践して成果を得た方法が書いてあります。
そんなオリジナルな方法が、
自分以外のランナーズニー・腸脛靭帯炎に悩む方の、
悩みを解決できたことは本当に嬉しい限りです。
さて、そんなコメントを寄せていただいた方の中から、
掲載許可を頂いた方の声や、
私とのやり取りを紹介していきます。
今回ご紹介するのは、
ランナーズニー克服法のレポートと補足音声を受け取られ、
実践された M様と私のやり取りです。
1. ランナーズニー克服法レポートダウンロード申し込み時のコメント
M様:
大会まであと3週間というところで右膝痛になり、
海老原さんのyoutube動画にたどり着きました。何とか克服したいです。
よろしくお願いします!
2. 頂いたコメントに対する海老原からの返信
海老原:
コメントありがとうございました。
改めまして、海老原です。そうですか。あと3週間でなんとかするとなると、
手前味噌な言い方で恐縮ですが、
私の提唱する克服法しかありませんね(笑)ダウンロードしていただいたレポートに、
今回、ダウンロードしていただける音声を加えていただくと、
私が提唱しているランナーズニー克服法が分かりやすい
とのご評価を頂いております。痛みが治まりましたら、
ゆっくりとしたスピードから試していただければと思います。(レポートで)いろいろ言っておりますが、
最大のポイントは着地点の位置です。私は医者ではないので確実なことは言えませんが、
私を含め、これまで試していただいた人たちの声から経験的に言うと、
膝を曲げたまま、目の真下かそれよりもやや後ろに着地をすると、
ランナーズニーは発症し難いと思います。走っていて予兆を感じることがあると思いますが、
その時は体が後傾している、別の言い方をすると、
着地点が目線より前になっている可能性が高く、
着地点を後方に戻すように走る。こうすると、ランナーズニーは発症しないと思います。
実際に取り組まれて分からないことなどありましたら、
お気軽にご連絡ください。では、3週間後の大会での好成績を期待しております!
3. 音声ファイルを聞かれ、送っていただいたメッセージ
M様:
音声ファイル、聴かせていただきました。
レポートをさらに詳しく補足した内容で、
非常にわかりやすかったです。実は早速、海老原さんの方法を意識して走ってきました。
今月の18日と22日に走った時は
どちらも5キロで痛くなって歩いてしまってたのですが、
海老原さんの方法を意識して走ってみたら、
6キロを超えても痛くなりませんでした(^^)/途中、なんとなく嫌な違和感を覚えたので、
すぐにフォームを修正しましたら、
違和感が無くなり練習コースを最後まで走り通すことができました。痛くなる前までは当たり前だった走り通すことが
こんなに楽しいことを改めて感じられました。まだ一回しか走ってないので語る立場ではないのですが、
着地点を重心の真下~少し後ろにして
かかとをつけないという走り方は
なんとなく脚をまるで自転車のペダルのように
回転運動させている感覚に近いのかなと思いましたが
こんな意識で間違ってないでしょうか。
その意識で後半、
ちょっとペースを上げてみたら実に軽やかで楽に走れました。
スマホの記録を見ても、
息の上がり方にくらべてペースが速かったです。もう本当にびっくりです。
海老原さんに一つ質問してもよろしいでしょうか?
2週間後のレースは距離は10kmと短いものの、
折り返し地点まで標高差で180mほど登り、
帰りは同じ道を下るというコースです。上りは海老原さんのフォームを意識していけば
なんとか走り通す事が出来そうですが、
下りは膝に来そうな気がします。
下りで特に注意した方がいいことって
何かありますでしょうか?ぜひ教えて下さい。
4. 頂いた質問に対する答えなど・・・
海老原:
海老原です!
早速のご丁寧なご連絡、
ありがとうございます!そうなんですよ。
不思議なんですが、走れるようになるんですよ。ご指摘のペダルをこぐ様な感じが体感できていれば最高です。
ほぼ完璧に私が推奨しているランニングフォームを体得されている証拠です。
そう、このランニングフォームで走ると
ペースアップが楽にできるんです。
これは当初思っても見ない副産物だったのですが、
考えてみれば世界No.1クラスの選手のまねをしている訳ですから、
当然の結果なのかもしれないと思っています。
ペダルをこぐ感覚が身に付いたのであれば、
あとは手の振りですね。
ペースアップをしたい時は、
短距離選手のように、
前に振り上げる手を大きく振ります。
そうすると同じ労力でも歩幅が大きくなり、
調子がいい時は前方へぴょんぴょん跳ねるように走れて、
極端な話し1分/kmぐらい速く走れるようになると思います。
これを最後まで続けられるかどうかは、
太ももの前方(大腿四頭筋)と後方(ハムストリングス)の筋肉が
いつ悲鳴を上げるか次第だと私は実感しています。
*つまり、この悲鳴を上げさせないようにするのが、
日頃のトレーニングの目的になる訳です。
*たまに、ふくらはぎが張ってしまうことがありますが、
それは太ももで走らず、ふくらはぎで走っている証拠なので、
手の振りが足りない時に起こるように思います。
最後に、質問にお答えします。
5kmで180mの標高差、けっこうきついですね。
もし、自己ベストの更新などタイムを狙うのであれば、
私の考え方では、上り坂ではペースアップは難しいので、
下りで勝負をします。
つまり、下り坂ほど、
前傾姿勢と膝曲げ着地を意識するようにして、
遠慮なく駆け下ります。
考え方はスキーと同じなのですが、
下り坂だと思ってスピードを抑制しようとすると後傾になり、
膝がのびて着地することになり、膝にきます。
下り坂でも地面と足の接触角度を90度にするように、
平地以上に上体をかぶせ前傾姿勢になるように意識すれば、
これまでの私の経験から言うと、
膝は曲げたまま着地できますし、痛みも発生しません。
こうなるために、私が敢えて気にしていることとしては、
降りるという感じで走るのではなく、
足を上げる時は前方に飛び出すという感覚と、
おろす時に地面を踏みつける様に意図的に振り下ろす感覚です。
これをすると、
スピードが出ても足がついていけると思います。
下りと言っても均等ではないと思うので、
少し平らなところがあればそこでスピードを少し抑制して、
息を整えられると思います。
ですが、やっぱり、足の回転速度が上がりますので、
普段から早いペースでのインターバルトレーニング、
例えば、100m全力ダッシュを10本など
をされておくと全然違ってくると思います。*もし、タイムを狙わないのであれば、
とにかく歩幅は小さくして、90度着地を確実にするようにします。
これはウォームアップの時に私はよくやっている方法です。以上、参考になれば幸いです。
5. M様から実践報告と参加される大会に向けて
M様:
いつもご丁寧なお返事をいただき、感謝いたします。
初めての海老原さん流フォームで走ってから
3日たちましたが、まだ少しふくらはぎの筋肉痛が残っています。よほどふくらはぎの筋力が足りなかったのか、
海老原さんのおっしゃるような
太ももで走る意識が出来ていないのかなと思いました。まだ一回しか走っていないので、あせらず少しずつ、
自分のものにしていきたいと思います!
私は自転車も大好きなので、
脚を回転させるという感覚が
ものすごく腑に落ちたといいますか、
人間の骨格の動きにマッチしているんだな、と納得しました。本格的に自分のものになった時、
自分でもびっくりするような記録がでるんじゃないかと、
ドキドキしています。今まではマラソンは、がんばってトレーニングして、
体力がついた人だけが速く走れるのかなと思っていましたが、
初の膝痛を経験して、
そのおかげで海老原さんの走り方に出会うことができました。あとはこれから、じっくり試して、
より楽しく走れるよう努力していきたいです。
下り坂のアドバイス、ありがとうございます!
なるほど、フォームは崩さず遠慮なく、
ペースアップですね!それに耐える筋力・・となると、
このところのトレーニング不足から若干心配ですが、
距離も短いので上りで疲れすぎないようなペース配分で
乗り切ってみようかと計画中です。目標は、昨年の記録更新です(^^ゞ
残り期間が少ないですが、
上り下りの練習をこれからやってみようとおもいます。また、経過をご報告させていただきます!
6. さらにM様から。自己ベスト更新のご連絡!
M様:
本日、10kmのレースに出場してきましたので、
ご報告いたします。大会名は「日本平桜マラソン」
コースは標高差約180mの山の往復です。
天気は晴れでベストな陽気でした。
海老原さんのアドバイスに出来るだけ従えるよう、
前回のメールの後も何回か練習してきました。
でも、なにぶん時間が少なく、
フォームも筋力も未完成だったので
かなりの不安を感じていました。欠場するのは絶対にもったいない!と思い、
練習の気持ちで出場することに決めました。
足の接地位置と上体の前傾の意識
を忘れないことを最重要とし、
フォアフット着地は無理のない範囲でやってみました。
スタートして1kmほどで上りが始まります。
ここまではかなりペースを抑え気味に様子を見ながら走り、
上りが始まって体が温まって来たころから
徐々に本来の負荷に上げていきました。
上りは重心直下着地&前傾で走りやすいので
息が上がりすぎない程度にペースを上げてみましたが、
足取りが昨年に比べて非常に軽く、
上りでかなりの人数を抜くことができました。
折り返し地点から下り坂になり、
ここからが勝負でした。
意識したのは、
まだ未熟なのでペースを上げすぎないよう、
無理のない歩幅でなるべく前傾を忘れないように丁寧に走ることと、
坂が急な所のブレーキは踵&膝ではなく、
太ももから腹筋とお尻の筋肉でやることです。
いつひざが痛くなるか・・と、
ちょっとドキドキもしましたが、
わずか5kmなので、焦らず走りました。下り坂がゆるくなりスピードアップしてみました。
やはり海老原さん流の走法は効率がいいみたいで、
この辺りから平地になった辺りで、
再び追い抜き気味で快適に走れました。
ゴールのスタジアムに入って
最後のスパートまでできて、
結果なんと自己ベストタイムでゴールできました。
昨年より4分ほど短縮できました。
膝も・・全く痛くなりませんでした!
2週間前まで膝痛で欠場しようかと思っていたのに、
膝も痛くならず自己ベストが出せるとは
全く予想していませんでした。
これも海老原さんが御自身の体験を
惜しげもなく公開してくれていたことと、
丁寧に対応してくれたおかげです。
ありがとうございます!
まだまだフォームも筋力も未完成ですので、
膝痛を恐れず、練習をして自分のものにしたいと思います。
そして、まだ未着手の改善を目指して勉強、
実践していきたいと思います。
取り急ぎご報告でした。
これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
ということで、ランナーズニー克服法レポートの
実践者M様からの声と私とのやり取りでした。
ランナズニーでお困りの方、
諦める前に一度レポートの内容を
試してみてはいかがでしょうか?
レポートのダウンロードはこちらからどうぞ
http://www.ebiken.com/archives/1280